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無為という贅沢 『熱い恋』 [読書&映画]

ひっさしぶりに、読書の感想を書きます。

今回はF・サガン。

『熱い恋』でございます。


熱い恋 (1967年)

熱い恋 (1967年)





いや! 面白かった!

というか、深いですね!
まったくフランス人というのは、こなれているっていうか
大人ですわ。

これ、サガン30歳のときの作なんだそうです。
う~ん、30歳にしてこの成熟味…なんだろう?

三島由紀夫の『金閣寺』も31歳ですから、
洋の東西を問わず天才というものは、若くても老成しているもんなんでしょうね!


このお話はね、原題を『ラ・シャマード』というのです。
シャマードっていうのは、降伏するときの太鼓の音なのだそうです。

わたしはものすごくゲラン香水が好きで、
いろいろとシーズンごとにそろえることを楽しみにしているのですが、
たまに京都の大丸のゲランにも『コンサルテーション』っていうのをやっていて
自分にあった香りっていうのを、そういう香り専門のカウンセラー(もっと特殊な名前があったと思うけど忘れた)さんが分析してくれるのです。

で、いつも分析してくれる香水の中にはシャマードが入っているのですね…。



chamade_guerlain_l.jpg




で、この間、シャマードの香りのイメージというのは、このサガンの小説から
取られているんですよ、と教えてもらったんですね。

シャマードの香水は結構、慣れないと強すぎて、意外と嫌いという香りかもしれませんが
香りもだんだん深みにはまると「濃い」香りじゃないと我慢できなくなってくるもんなんでねぇ。
基本ベースはヒヤシンスとカシスなんだとか…。
ラスト・ノートはゲランの定番のヴァニラになりますが…。

ま、大人の香りですかね…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この小説は日本人にありがちな「人生こうあるべき」とか
「仕合せはこういうものだ!」みたいなイデオロギーとか、スローガンがある人には
まったくわからないもんだと思います。


でも、わたしもこの歳になりますと、こういう大人の洗練されたけれんみみたいなものが
よくわかる…。

こんな歳にならなきゃわからない、っていうのも少し情けないもんなんですが…。

ですが、もうほとんど50年程前の小説なのに、
フランスの社会はこんなに成熟しているんだ、
ってことがわかっただけでもびっくりします。

日本なんてさ、未だにマザコンのマッチョ親父がはびこってるじゃない?
本当にあれはどうにかしてほしい。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

あらすじはね、
30そこそこの男女の恋愛なの。

でも、このふたりは美貌こそあるけれど、
あんまり裕福な家に育たなくて、学歴もないから、いいお給料でもないわけよ。

フランスってこういうところ、やっぱり階級社会なんだろうな、って思う。
(今はどうなのか知らんけど)

だから、男はいいところの奥さんのツバメになって、
女は初老のエリートビジネスマンの恋人なんよね。


で、こうなんとなくふわふわと毎日をおしゃれに生きているんですよね。

でも、この美貌のふたりは、恋に落ちるんです。
はじめはこっそり逢瀬を楽しんでいたのだけれど、
男のほうが独占欲に駆られて、
「おれか、あのおやじか、どっちかを選べ」っていうわけよ。

女のほうは、目の前で選択を迫る男も愛しているけれど、
二年程生活を共にしてきて優しくてジェントルマンなおじさまにも情があるわけ。

でもやっぱり若い男の情熱にほだされて、一緒に生活をするようになる。

はじめは、もうアムール、アムール、アムールで
幸せ、幸せ、幸せで現実ってものが見えなかったんだけれど、
そのうち厳しい現実を突きつけられるようになるのね。

女の子のほうは、ふわふわと漂う世界を愛しているのね。
綺麗なものを来て、ステキな雰囲気のバーでカクテルを飲んだり、
お茶を飲んだり、ステキな車でひとり気ままにドライブを楽しんだり…。

なんていうのかな、今そこにある雰囲気を楽しみたいタイプなんだよね。

でも、若い男は金髪のドハンサムさんなんだけど、
とにかく貧乏で、おいしいものは食べられないし、混んでいるバスをバス停でずっと
待たなきゃならないし、

そういうやりくりに苦労している人たちからは、現実そのものの話しか聞けないから、
こうふわ~っと虹色に輝くような、夢のある会話も楽しめない。

それで女の子のほうは、男の子供を宿してしまうのね。
でも、女の子のほうは、母親になって一家の主婦になって家を切り盛りするなんてことは
どうしても考えられない。

好きなのは今目の前に存在している金髪の美青年なのであって、
その子供というわけじゃない。

で、どうしても母親になる選択に耐えられなくなって、
昔のおじさまに頼るようになるんだねぇ。

おじさまのところに戻れば、すてきなお部屋に素敵なティーカップ、
そして、美術館に音楽会…。

やはり女の子のほうは、こういう世界を手放したくなくて、
このおじさまと結婚してしまうんです。昔の恋人のことはさっぱりと忘れて。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
じゃどうして、「シャマード(原題)」が付いているかっていうと、
あるとき、美青年と女の子が寝ているとき、
美青年の心臓の鼓動がどういうわけか早くなったのを
女の子がその胸に耳を当てていたから、わかったのね。
「どうして、鼓動が早いの?」
ってきくと美青年はね、
「これはきみを愛しているっていう、ぼくの『降参の太鼓の音(シャマード)』なんだよ」
っていうんですよ。

でも、やはりというべきか、それほどの熱い恋愛も
長くは続かないっていうことです。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

こういう女の子の話をすると、
絶対に顔をしかめる人は多いと思うけど、
でもね、何も考えないで
「いい学校へ入って、いい会社へ行って、すこしでもスペックの高い男と結婚して、
それでもって子供生まれたら、やっぱりいい幼稚園にいって、それでもってママ友の中でも
やっぱり女王さまになって~~~」

みたいなことをエンエンと考えている人より、わたしは共感できる。
せっかく学校でて、「さあ、わたしの人生がやっと始まる!」ってときに
どうしてまた、「はい、また子供産みなさいね、」ってなるわけ?

それを素直に楽しみとして出来る人はいいよ、それはそれで自分の心に従っていることだから。

だけど、もう世間がそうだから、ってことでそういう常識みたいなことに囚われて、
それ以外のこと考えられなかったりすると
その人の人生は虚しい。

ふわふわしたことが好き、っていうのもひとつの人生だよ。
そういうたゆたうような「美」も、実際にあるわけなんで、
そういうことを選択できる環境なんであれば、それを受け入れるのも
それはそれで人生なんだと思うな。

これね、なんとなく江國香織と辻仁成のコラボ小説「冷静と情熱の間」
の江國香織の書いた方に似てるね。

江國香織さんの小説は、そういう社会の常識とか偽善みたいなものに対して、
真っ向に反抗している上品な小説が多いから。

あの主人公の「葵」とこの「シャマード」の「リュシール」はどこかで繋がっているかな。
冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)

冷静と情熱のあいだ―Rosso (角川文庫)

  • 作者: 江國 香織
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2001/09/25
  • メディア: 文庫



ボヤッキー [愚痴]

先日、吉野へ桜を見に参りました。

別にどこで咲いていても桜はきれいなのですが、
京都はもう、どこもかしかも人であふれかえっているので、
どこか人の少ないところへいきたかったんです…。

実は行く前の日が大雨でして、残念無念なことに
花もあらかた散ってしまったのでした。

でも、新緑の桜っていうのも捨てがたい味があり、
柔らかな緑が本当にきれい。

でしたが…。

吉野っていうのは、山全体が桜で覆われているので、
下千本、中千本、上千本と桜の開花時期が微妙に遅れるのですね。

で、山は登るよりもやはり、下る方が楽なので、
上千本のほうまでバスに乗り、そこから駅のほうまで歩くに限るのです…。

で、バスは上千本に行くまで乗り換えがあるんですね。

そこで長蛇の列なわけですよ。

後ろのおじさんふたりが、ぼやくぼやく、
「え、まだバスこねぇの?」
「え、これ何台運行してんの? まさか一台じゃないよね?」
係のおばさまが
「四台運行しているんですけどね、場合によったら、二台続けて来ることもあります」
「しょーがねぇなあ、待つしかないんかなぁ…」
「バスが一台来たって、乗れねぇじゃん」
「この調子だと、何分待てばいいんだ」
「一往復するのに、どれだけ時間がかかるんかねぇ…」
「あ~、待つだけはしんどいわ~」

ず~っとぼやっきぱなし…。

一緒に言ったダーリンを見ますと、ず~っと不愉快そうな顔をしてるんですよね~。

ぼやいているおじさんの話が不愉快なんだったら、
話を聞かないように、うちらも負けずに話をすればいいとは思うものの…。

沈黙するわたしたち夫婦

あ~。なんかどっちもどっちのような…。

男って融通が利かない生き物なのでしょうかねぇ。

ふっ

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

山門を出れば日本ぞ茶摘唄


芭蕉さんて上手いこと言うな、って思う。

黄檗山万福寺って中国風のお寺が京都にあるんですが、
今でいえば、まぁ、西洋のカテドラルのようなもの。

そんな外国みたいなところを一歩でれば、ここは日本ね、
茶摘み歌が聞こえるもん、ぐらいの歌でしょうか。

さすればわたしもグーグルマップでしばし世界旅行をして
家にいるのが最高の贅沢かも…。

旅っていうのは究極、頭の中でもできるもんです。

人の行く裏に道あり [日々雑感]

人の行く 裏に道あり 花の山 いずれを行くも 散らぬ間に行け

人と同じ道を歩かないで裏道を通っていけ、
意外とそういうところに思わぬ見事な花を見ることが出来るものだよ、
しかし、いずれにしても花の命は短い、
どちらにいくにせよ、迷わずにさっさと行かなければ。






年年歳歳花相似たり、歳歳年年人同じからず


花はいつ咲いても同じに見えるが、
それを見ているわが身よ。

木はいつも変わらないけどれど、経りゆくものは人間なのだなぁ


昔の人は本当に上手いこと言うよなぁ、って
こんな詩歌を読むたびに思ってしまう。



そして、また思うことには
案外人の気持ちというのは今も昔も変わっていないのかな、ということ。

わたしは小さいときから、団体行動するのが苦手で。
それは今でも変わらない。

で、花見の季節になると、いつもこの句を思い出す。

もう京都ですので、至る所に名所があるんですよね。
しかしこれだけ観光客が多いと、桜を見てるんだか人を見てるんだかわからないだな。

ほんと、興覚めよ。

しかし、それでもせっかく桜が咲いているのに、
見る人がまったくいないというのも、
桜にとっては張り合いの無いことだろうと思い、
御所の桜を観て来ましたが、いや、もう人だらけ。

うちの子供が小さい時は、御所の桜なんて知る人ぞ知る
穴場スポットであって、ジモティしかいなかったもんだけど、
最近は全国津々浦々ばかりでなく、外国の方も多い。

降参、降参でそうそうに退散しました。

が、その帰り道、
いつも通らない道の奥になにか黄色い、非常にこれまた
春らしい風情の気が!




IMG_6250.JPG




わぁっ、すごい、ミモザの花が満開なんです。
美しいねぇ、

そうそう、別に春は桜だけじゃないですよね。

なんだかちょっと得した気分です。

裏デイヴィッド [日々雑感]

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最近、ディビッドにハマりだしてから、
彼の爆発的大ヒットCD『エクスプローシヴ』を百回ほど聞いた後、
ロック・シンフォニー』も買って聞いてましたが、それも百回ほど聞いたので、
あとはYOUTUBEでずっと流しておりました。


で、思うのですが、ディビッドってなんていうのかな、
外見ほど中身がすれてないような気がするんだな。

彼の先生はかの有名なイツァーク・パールマンだったんですって。
たしかにそういわれれば似てるかもしれないんだけど、
ディビッドのほうが先生が弾くものより、やや線が細い気がする。
そりゃ、一流であるところは絶対にそうでそれは認めるけどね。
そのままずっと正統派路線でいってたら、
そこそこ売れたかもしれないけど、
今日の彼ってのはいないかもしれませんね。

ディビッドは戦略的に成功していて、
やはりね、彼はルックスが良いんですよ。
自分自身でプロデュースした「パガニーニ」の影響が大きかったです。

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パガニーニと当時のロックスターに見立てながら演じていたのは、かっこよかった…。

そして、彼自身ジュリアードで作曲を勉強していたとのこと。
これも大きいね。

ロックの曲をアレンジして自分で弾くというのは
かなりインパクトが大きいかもしれませぬ。

ニルバーナの曲のSmells like teen spirit なんて曲は
オリジナルを聞いても「はぁ?」という薄い印象しかありませんでしたが、
デヴィッドが手掛けるとはっとするほど印象的だしね。
あと、レッドツェッペリンの「カシミール」も同様です。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

さて、そういうわけで、その後、いろいろとバイオリニスト行脚していたのです。

で、最近、この人を発見してしまった。

その名はネマニャ・ラドゥロヴィチ!

201101050049_b.jpg

すごいの! ある意味デヴィッドよかすごいかもしれない。
なんていうのかな、デヴィッドのバイオリンは良くも悪くも
正統なところから逸脱していないんです。
非常に端正なんですが、

ネマニャはぶっ飛んでいる! これこそ、デビルズ・ヴァイオリニストなんじゃいの?

弾き方がアレクサンダー・マルコフのぶっ飛んだ弾き方にも似てますね。
パガニーニひとつ弾いても、これだけの違いがあるんだ!
ってびっくりしました。


ネマニャとデヴィッドのあり方を見ていると、
往年のマイケルジャクソンとプリンスのようだわ。

ルックスには恵まれていないプリンスだけど、
実力は結構マイケルを凌駕していたりして。

あと、デヴィッドがゲルマン系でアメリカとドイツを中心に活躍しているのに対し、
ネマニャはセルビア出身なんだけど、コンセルバトワール仕込みだってことも
なんか、ラテンというかおフランスの香りがするんだね。

なんかちょっと趣向の違いってのも感じられて興味深い。

ウン
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
デヴィット・ギャレットはいまや押しも押されぬ超売れっ子なので
コンサート開くとしても、大阪城ホールみたいなどでかいところで
スクリーン張って、ヴァイオリンに拡声器つけながら弾くのよね。
それは仕方ないことなのかもしれないけど、
一聴衆のわたしとしては不満。

そういうのはいくらすきなアーティストでも行きたくない。

で、探したらあったんですよ、ネマニャ!
しかも比較的狭いホールで!
値段も比較的優しい…。

やっぱこれだね!


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パガニーニ・ファンタジー

パガニーニ・ファンタジー

  • アーティスト: パガニーニ,ラドゥロヴィチ(ネマニャ),セドラル(アレクサンダル),ミラーニ(アレッサンドロ),悪魔のトリル,ファヴル=カーン(ロール),ジェジナ(ミラン),ランベルティ(マルコ),フォンタナローザ(ギヨーム),バッシ(アントニオ)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2014/10/15
  • メディア: CD



このジャケット写真は個人的に非常に評価している。 こういうレヴェルのジャケだと、ジャケ買いしたくなる。




バッハ

バッハ

  • アーティスト: サンス(ドゥーブル),バッハ,ラドゥロヴィチ(ネマニャ),ミロクシェビッチ(ティジャナ),フォンタナローザ(ギヨーム),ポーシェ(マチルダ),リュビンコヴィッチ(ネマニャ),ミロシェヴィチ(クセーニャ)
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2016/10/19
  • メディア: CD



死ぬほど美しいバッハです。もともとわたしはバロックっぽいのが好きなんで。それにしてもこれは、ここは天国か!っていうほどの至福感を味わえる。





エクスプローシヴ(初回限定盤)(DVD付)

エクスプローシヴ(初回限定盤)(DVD付)

  • アーティスト: デイヴィッド・ギャレット,ロイヤル・フィルハーモニー交響楽団
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
  • 発売日: 2015/11/18
  • メディア: CD


デヴィッド・ゲッタのデンジャラスなど今どきのポップをすばらしいヴァイオリンのアレンジに変換して聞かせるのがデヴィッドさんの醍醐味なのかも。正統派のクラシック奏者ならではのウルトラ奏法でさらっと聞かせるのがシビレル。



ロック・シンフォニー

ロック・シンフォニー

  • アーティスト: デイヴィッド・ギャレット,オリアンティ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2012/02/22
  • メディア: CD


これから、一仕事しよう~!ってときにわりとテンション高めてくれる。カシミールがすごく好きです。


ヒラリー・ハーン [日々雑感]

ヒラリーHP.jpg


ちょっと最近、ヴァイオリンの曲を聴くのにはまっていて
それは別にいつものマイ・ブームなのでどおってことはないのだけれど、

ヒラリー・ハーンを見るたびに、いつもクラーナハの美女を思い出してしまう。

なんてのか、あの冷たい雰囲気っていうか、
あの全体に細長い華奢な雰囲気っていうか、
ゲルマン人ですよっていうか、
そういうのがよく似てる。

だから…クラーナハもこういうモデルを実際に見てかいたんだろうな、って
思う。

だけど、今日びっくりしたことがあった。

その容貌を見て、わたしはずっとヒラリー・ハーンをドイツ人だと
思っていましたが、実はドイツ系のアメリカ人でした。ガイーンです。


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クラーナハは昔、ルーカス・クラナッハと表記されていました。
しかし、どういうわけか、いつのまにか、ルカス・クラーナハなんだそうです。

じゃあ、バッハはバーハなのかと、夫が訊ねて来ましたが
わたしは知る由もありませぬ。
だれか教えてください…。

メンズ・セーターで思うこと。 [ハンドメイド]

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わたしは編むのは結構早いのですが、仕上げがど~も、う~むな感じなのは
前から感じていて、

今年の課題として「どんだけプロっぽく仕上げられるか」に挑戦中です。

ちょっと前までは、カタカナに弱いので舶来もんだと
どんなもんでもぜ~んぶウェルカムだったのですが
さいきん、値段が張るばっかりの外国モンの毛糸にも食傷気味なんです。

で、わたしは二色で編み込みっていうのは得意なんだけれど、
編み込みが全然得意じゃなくて…。

得意じゃないからさ~でやらないでいると、
気がついたら死んでいるだろうと思い、
今年はアランを重点的にすることにしました。

このアランは決心していることと全く違うんだけど、
イギリスいったときに買ったもんなのよ。

ローワンの糸なんだけれど、リサイクル糸でこれは100均で売ってる毛糸かって
おもうくらい、キシキシきしんで編みにくいというか、指が擦り切れそうになるぐらい
ゴワゴワの糸でしたが、しかし、編むとね、なんというか、男っぽくラフでかっちょいいのよ。

仕上げも先生にいちいちチェックしてもらいながら、仕上げていたから
非常にきれい、

IMG_6226.JPG

でも、首回りと袖口は、それじゃあまりにも肌が可哀想だから
パピーの定番「ブリティッシュエロイカ」を使用いたしました!

(ブリティッシュ・エロイカって名前、変じゃない? それを言うなら、ブリティッシュ・ヒーローだよね それもまた変か… 笑)


やっぱり男もんはかっこよく仕上げたい、だけど、本場のアイリッシュヤーンを使うと
本場過ぎて、かっこよくないんですよぉ。

そして、向こうの人はガタイが良すぎるので、日本人の華奢な身体に合わないので、
最近はパピーにハマっているんだわw

つぎは同じ図案でソフトドネガルで編んでみたいとおもいますデス。

IMG_6226.JPG

どうせなら、口で言って欲しい [愚痴]

最近、感じることが多いのだが、
それこそ老若男女にかかわらず、なにかいいたいことがあれば、
「すみません、」の一言で済むことだろうに、
小突かれることが多いように思うのだ。

昨日、夫ととある伝統芸能を見に行ったのだが、
夫と話ながらコートを脱いでいると、となりのご婦人が
いきなりわたしを小突くのである。

「?」と思って傍らをみると、わたしたちより中に入らなければ
ならない二人連れの女性がたちが黙って小突いてきた人の傍にぼーっと立っているのだ。

ま、気がつかないわたしもわたしなのだろうが、
こういうとき、その二人づれが黙ってないで、一言
「すみません、通してください」と言えばすむのではないだろうか…。

わたしは見ず知らずの人から身体的接触を受けるのは、非常に不愉快に思うタチである。

小突かれた時、「コラ、触んな」と思わず言いそうになってしまったが、
それをいうとかえってこっちの品性を疑われてしまうので、
すんでのとこで思いとどまったけれど、
こういうのが最近の礼儀なのだろうか…。

一度なら、まぁいいか、と思うのだが、
こういうことが二度三度あると、なんだかムムっと考えてしまう。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
あと非常に気を付けなければと思う人は

「和装」の人。
ま、本人はハレで非常にハイになっているのだろうけど
南座の段差の激しくて、非常に狭い席でそれを着て来るのは
本音をいうと非常に迷惑なんだな。

だって、すごい神経質なんだもん。

一度、トイレで外人さんが洗った手を振って水滴を切っていたのだが、
そのとなりに和服の人がいて
めっちゃくちゃ激怒していて「ギブミー。クリーニング・マネー」とか叫んでいた。

うわ、怖い。着物着たからといって、周りの人はそんなにあなたに気を遣わないよ。

ある程度、汚れるのは必然と考えて動かなければいけないものじゃないのかなぁ。

ま、こういうことが続くとなんだか引きこもりになってしまいそう。


『アナ雪』とジェンダー [読書&映画]

一時期、もうアナ雪、アナ雪って、すごかったですよね。

でもあまのじゃくな私は、周りが騒いでいるとかえってそういうのから
遠ざかりたくなるんだな。

でも、テレビで放映されていたしロハだったんで、
ま、ついでだし見るか、って感じでさっきみたんですけど


映画館で上映されていたとき、当時大学生だった長男が
「ちょー、あり得ない結末だった!」って怒って帰って来たので
従来の話とは違うんだな、と思ってはいたんですが…。

いや、見て改めて感心しました、いい意味で。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

いわゆるTURE LOVE KISS
ってやつですが、

昔の白雪姫見ていて思ってたんですがね、
どうしてお姫さまも王子さまも見ず知らずなのに
それが「真実の愛のキス」だってわかるのよ?
って思っていました。

そこへもう少し、ツッコミを入れたのが、
「魔法にかけられて」のお姫さまだったんだと思うんだけど、
アナ雪はそれをさらに突っ込んでいるよね。

姉のエルサは、みんなと仲良くしたいとおもっていたけど、
自分の異能をコントロールし損ねて、
大事な妹のアナの命を奪いそうになった。

それがトラウマとなって、引きこもり、自分をずっと責めて来た。

そして、だんだん強まる自分の力をコントロールすることをやめ、
ありのままで生きようと決意したとき、王国は氷に閉ざされ、人々の生活が
立ち行かなくなる。

姉を諫めるために、妹は氷の宮殿へ向かうのだけれど、
そこでまた姉のコントロール不可な力にやられてしまう。

そこで、その魔法を解くには「真実の愛のキス」です、

ですが、近づいて婚約までした王子は、打算でアナを愛するふりだけをして
真実の愛のキスを与えれやれなかった。

では、旅をともにした青年のクリストフがアナに真実の愛のキスを与えるのかなぁ、
と思っていたら、

最後に魔法を解いたのは姉のエルサだった、という話。

そりゃそうだと思います。
エルサとアナは姉妹なんだし、エルサはずっとアナに対して自責の念を抱いて来た。
そして、かけがえのない肉親として妹をずっと愛してきたんです。

それは男女の愛じゃないけど、それもれっきとして愛だよね。

そう、どっかの男がのこのこ現れて都合いいようにキスして
ってそういう話じゃない、

そこがとてもいいな、と思いました。

いまさら? 教育勅語のキモさ [日々雑感]

最近、森友学園問題が世間を賑わせている、

わたしも事の成り行きを息をひそめて見つめている人間のひとりだが、
本当のこの問題は気色悪い。

こんなのに一国の首相もからんでいるらしいから、
あ~、日本よ、汝はどこへ行く?って感じだ。

どうして、こういう方たちは右翼で家父長制度にこだわっているのか
理解に苦しむ。


昔、フランスナポレオンがやっぱりマッチョ思考の家父長制度を持ち出して
男権社会を作っていた時、ナポレオンの仇敵であるスタール夫人がいみじくも
おっしゃいました。

「知性においては、性差はない」
そ~なんですよ!
たしかに、女は産む性ですので、体力では、体力だけでは劣っていますね。
でも、それだけですよ。他は何にも劣ってない。
頭の良しにはまったく男も女もないっちゅうの!

あ~。世界を見てよ! 女性の首相や大臣なんかぞろぞろと
しかも、イスラム社会だって結構、いるというのに、
この日本の時代を逆行しているような、この現実!

そもそも、家父長制度って世の人が考えているように
父親ばっかりが威張っている制度とは違うんだと思うんだけど。

昔のお父さんたちはそれなりにえらかったですよ、
今の「家父長制度を復活させろ!」とわめいている親父なんかたちから比べればね。

だいたいね、家族の中でおれだけが特別にエラい!と
ふんぞり返ってばかりいる人は間違っているよね。



家父長は、家の長だからこそ、いざとなったら、一番にその責を負わされるという
義務もあったのに、将校と一緒なの。
将校がバカだと、他の人間がすんごく迷惑するんだな。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
うちの親類にそういうのを信奉しているバカなおっさんがいて、
実際に無理やり、わたしの娘を右翼系の新興宗教の寄宿学校へ無理やり
入学させようと画策していました。

理由はわたしが、あまりに人間として放埓だから、
子供たちに本来の正しい道に戻したかったからだそうです。

もう、バカも休み休み言えって感じで激怒し、
それ以来、縁を切っておりますが…。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
今回の森友学園って本当に胡散臭い。

名前が「瑞穂の國記念小學院」ってなんだ~?
旧漢字が右翼系の宣伝カーのようだぞ。

あと、教育勅語ですよ。

稲田さんとか藤江さんとか、肯定的な意見を言っているのが信じられない。
しかもこの人たち、女性じゃないのさ。

教育勅語には普遍的な考え方もあって、適切な配慮のもとに
活用していけば問題ないと考えている?

いやいやいや、
籠池のおっさんは、「夫婦仲良く、友達とも仲良く、勉強も頑張りなさいよ、
そういう内容のどこが悪い?」
ってことらしいけど、
とんでもない!

私が思うに、夫婦仲良く、とか、友達を大事にしよう、とか、勉強頑張ろう、っていうのは、
あくまでも本人の決意することなんであって、
他人が、しかもお上が介入することじゃないでしょう?

で、こういうことはいいことだ、って一旦言ったら、
そこで、思考停止する人が結構多いってことなんですよ。

人間は決断するときには、常に葛藤が生じるものなんですよ、
右か、左か、
決めたものには、その結果を受け入れる責任が生じるのです。

でも、わたしは人間は少なくとも、人生の大事な岐路に立つとき、
せめて自分のことは自分で決めるぐらいの気概を持って生きていきたいものだ、と思っています。


夫婦が仲良くやっていければ、それは理想だよね、
だれも結婚するときに、「この人と離婚しよう」と思ってる人は
あんまりいないでしょう、ですが
そうやって努力してもうまくいかない二人は、憎んで憎んで憎み合って
ふたりでいるより、いっそのこと、解れた方がお互いの人生が充実することもあるじゃないですか?

それに、なんでよく思考もしないで、親に孝行せよ、なわけ?

わたしはとんでもない親に育てられて、幼年時代なんかほとんど記憶が空洞ですよ。
立派なチャイルド・アビューズされてきてるのに、なんで孝行?

親なんて、ある程度の年齢に達して、性交をして受精したら、
物理的に誰でもなれます。

だからといって、精神的に子供をきちんと責任もって育てているとはいいがたいんじゃないの?

恥ずかしながら、わたしも二人の人間の親ではありますが、
やはり、「立派に親としての責任を果たした」と胸を張って言えない。

だから、孝行してもらいたい、などとは思っていない。
今の世の中、自分一人が生き抜いていくにも大変な世の中なんだから、
たとえ親といえど、構っていられないでしょ?

つまりね、これはもう政府が老人の世話を見切れなくなったから、
おまえたちが面倒みるのが筋なんだよ~。
行政に頼るんじゃない!っていうのの布石に思える。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
やはり一番怖いのが、「国家の一大事には、勇気を奮って一身を捧げ、国のために
尽くさねばならない」


おい~~!

こわい~~。
これって、「お前ら戦争になったら、四の五の言わずに戦争に行って死んで来い」
ってことじゃない。

どうしても戦争に行かねばならないような、同調圧力を高めようとしているんだね。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

とにかく、そんなこと、あんたら高見の見物にしている人間に言われたくない。

安倍さんは、この森友学園の紛争からボロが出て、
一刻も早く、政治の舞台から去ってほしいと切に思うこの頃です。


すみません… [日々雑感]

最近、こちらのほうがさっぱりですね。

というのも、今小説を二本書いているからで、
どういうのかなぁ。

小説って、90パーセント妄想で、10パーセント理性のブレーキというか
整合性を考える客観的思考が必要なんだけど、

そう、なんか客観的に自分を見つめすぎると
なんか必死になって妄想している自分が思いっきりバカにしかみえないもんなんです。

で、そういう閉鎖的な世界にいるからなのか、
自分が資料として読みたいと思う本以外はあまり読めなかったりします。

でも、映像的なイメージで参考にしたいと思うことがたくさんあるので、
映画だけはたくさん見ているんですよ。
で、感じたこともたくさんあるんだけど、
ど~も、ね、書けなかったりするもんなんです。


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